夫婦登山のブログ

アラフィフ登山初心者夫婦の山遊びの記録です

骨折、入院、手術の宣告<下山中に足首骨折>

翌朝、近所のクリニックで一番に診てもらった。
レントゲンを撮り、診断の結果、

医師:「骨折です、しかも二か所かな」
 私・妻:「えっ!?骨折?」
医師:「手術かな、手術です」
 私・妻:「えっ!?手術?」
医師:「二か所、ズレが大きくなっているので。もしかしたら骨折した直後はこんなにズレがなかったかもしれない。どうしても下山せざるをえないから、ズレてしまったのかな」
「表面に水泡があるので、これが引くのを待ち、皮膚の状態が落ち着いてから手術ということになると思います」
「よくこの状態で下山してこれましたね」

会社が繁忙期で、いろいろと立てこんでいた私は、このタイミングで引き継ぎもなく会社を休むのはまずいと思い、

 :「今日、会社は行けないですか?」

と質問したところ、先生があきれ顔で
医師:「う~ん、結構大きな外傷です」

と一喝されてしまった。

ということで、大きな病院に紹介された。

 

■大病院での診断結果

その日の午前中に救急外来のある大病院に紹介され、受診の結果、そのまま午後から緊急手術の予定となった。手術のため、再度レントゲンや、CTなど、ひととおり検査が終わり、診断されたのは「両果骨折(りょうかこっせつ)」。
右足くるぶしの内側が「内果(ないか)」、外側が「外果(がいか)」この2か所が骨折しているので、「両果骨折(りょうかこっせつ)」。

 

CTで思っていたよりは骨のズレがないということが分かり、即日の手術は中止となった。

入院して、足の腫れが引くのを一週間ほど待ってからの手術予定となった。

内果(ないか)と外果(がいか)は明らかに骨折してズレてしまっており、厳密に言うと後果(こうか)という、かかと側も少しヒビが入っている「三果骨折(さんかこっせつ)」と言っても良い状態とのことでした。

高いところから転げ落ちた訳でもなく、その場で転んだぐらいの感覚だったのに、ここまでの骨折をしてしまうのか。
大きな怪我なんてしたことがなかったので、自分は頑丈にできているなんて思っていたが、もうアラフィフ、それなりに年老いては来ているのでしょう。

 

医師:「入院生活は2週間から1ヶ月程度」
「足の腫れがあると手術後に縫合しても、なかなか皮膚がくっつかないため、まずは足の腫れが引くのを待つ」
「その後手術をし、松葉杖で問題なく動けると判断できれば退院」
「脊髄くも膜下麻酔により、下半身に麻酔をかけて手術する予定。背中に刺すときだけ少し痛いかな。基本的に安全な麻酔だが、人によってそれぞれ違うので、まれにしびれが残ってしまったりすることもありうる」
「両くるぶし部分を切って、プレートを入れ、ボルトで止めていく手術になると思います」
「術後は4週間ほどギブスで固定」
「手術後の感染だけは気を付けたいところ。それが一番避けたい。地面に近い部位なので、手などに比べてややバイ菌やウィルスによる感染リスクは高くなる場所」
「術後の経過によっては、再度手術が必要になったりもする場合もある」
静脈血栓塞栓症エコノミークラス症候群を防ぐためにも、血液をさらさらにするような点滴をする場合もある」
「足の関節なので、手術を無事に終えたとしても、今までと全く同じように動かせ、運動できるようになるかというと、それは難しいかもしれないので、そう割り切ってリハビリを頑張ってもらうと良いと思う。ちょっと動かしづらいだとか、違和感が残るようなことはあるかもしれない」
「身体抑制について。全身麻酔の場合、麻酔から目が覚めて暴れだすような人もまれにいるので、その場合は抑制させて頂きます」
「あまり出血の多い部位ではないですが、輸血の可能性もあり」
「後果が折れていると、さらに大変な手術になるが、そこまででないものの、2番目に重症な骨折の状況です」
「長く歩いたことによって、腫れもひどくなってしまったかもしれない」

と、主治医の先生からたくさんの説明を受け、即日入院となりました。

入院前の検温で発熱があったため、コロナ検査の結果が出るまで、一時的に大部屋ではなく、個室に入れてもらえることに。
こうして入院生活が始まりました。