夫婦登山のブログ

アラフィフ登山初心者夫婦の山遊びの記録です

手術までの入院生活<下山中に足首骨折>

 怪我部分の画像を掲載している記事になります 

〇7月18日(火) 午後から入院 <入院1日目>

おそらく怪我の影響だとは思われるが、発熱があったため、コロナの検査で陰性の結果が出るまでは隔離のために、1日あたり15,000円もかかるという個室の病室を使わせて頂く。

室内にはソファ、多目的トイレ、洗面、32インチテレビ、冷蔵庫まで完備。
それにしても、1日15,000円か、普通に温泉旅館でも泊まれる金額だな。

 

入院決定と共に、「入院診療計画書」なるものをもらった。

これによると、手術後13日目に退院となっていて、そんなに長期間入院していないといけないのかと愕然とした。

急に会社を休むことになり、誰にも引き継ぎができぬまま入院が決まってしまったため、なんとか会社と連絡をとる手段を得たくて、会社に依頼してノートパソコンを貸与してもらう。
車で会社まで往復3時間かかる道のりを、妻に走ってもらいパソコンを引き取りに行ってもらった。
そもそも、あまり運転を得意としない妻なので、なるべく車を運転する機会は減らしたいものの、頼らざるを得ない。
くれぐれも事故のないように安全運転でお願いした。

これだけ腫れていると、手術後に縫合した際に皮膚が引っ張られて傷口がくっつきにくくなるということで、まずは、とにかくこの腫れが引くのを待つしかないとのこと。

夕食前に先生が病室に来て、処置をした。

表面にできていた水疱をつぶし、化膿止めを塗り、ギプス固定となった。

入院初日はこんな感じのご飯でした。

普段おなかいっぱい食べているので、ちょっと物足りなかった。

<夕食>ごはん180g、ぶりの煮物、付け合わせに菜の花、里芋と人参の煮物、野菜の酢の物、ヤクルトカロリーハーフ


〇7月19日(水) <入院2日目>

朝、包帯の巻き直し。
1日に2回、朝、夕と包帯を巻き直して頂き、腫れ具合をチェック。
当然のことながら、まだ足はパンパンに腫れ、ひざ下から真っ赤な状態。

足の甲も全体が内出血したような青白い感じ。
足を固定して1日、足のかかと部分が湿気がこもったもか、白くふやけてしまっている。
ふやけ対策として、間にスポンジを入れてくれた。

入院時に先生が水疱を一度つぶしてくれたのですが、また新たに水疱もできている。
転んだ際にこすれたのか、足の甲部分からも体液がにじみ出ている。
とにかく今は足の腫れを引かせることに集中ということで、基本はベッド上で安静で、怪我をした右足はなるべく心臓より上にあげておく。

そうなると寝たきりのようなことになってしまうため、エコノミークラス症候群を避けるために、エアーマッサージ機のようなもので、左足の血流を促す。

コロナ対策で面会が1日1回15分の制限があるため、午後に妻が来てくれ、院内の洗髪室を借りて15分で洗髪をしてくれた。
基本、毎日髪は洗いたいので、洗髪してもらってとてもスッキリした。

今回の双六岳登山で使用したメリットのドライシャンプーがあったので、病院に持って来てもらったのですが、


 

登山でかいた汗をぬぐう程度であれば良いですが、やはり洗髪の気持ち良さには敵わない。

 

  

〈朝ごはん〉ご飯180g、肉団子のコンソメ煮、味噌汁、いわしふりかけ、牛乳
〈昼ごはん〉ご飯180g、鯖の塩焼き、大根おろし、カリフラワー、肉じゃが、白菜の胡麻和え
〈夜ごはん〉ご飯180g、麻婆豆腐、春巻き、野菜サラダ、杏仁豆腐

 

○7月20日(木) <入院3日目>

朝先生がみえて、来週の金曜日28日を手術の予定日として考えていると説明があった。
先日の「入院診療計画書」では、手術後13日目で退院となっていたので、その手術ができるまでにまだ1週間以上ある。時間がかかるな。

医師:「局所麻酔なので、自分の意識はあります。触られている感じは残り、音や話し声は聞こえると思います」

:「ゴリゴリされてる感じとか分かるんですか?」

医師:「触られている感じは分かると思います。でも寝てる人とかもいますよ」

ということで、中には寝ている強者もいるそうなので、できればそうしたい。

指先は少し腫れが引いてきている感じだか、水泡がまだあり、じゅくじゅくしている状態だと手術後に菌に感染もしやすくなるということで、なるべく水泡もなく、乾燥した感じで臨みたい。

この後、また妻が来てくれて今度は体を拭いてくれる。

コロナウィルスが5類に引き下げられたとは言え、病院内はまだまだ厳重にコロナ対策がされており、面会時間も15分しか与えられていない。

その中で毎日病院に通ってくれ、洗髪、体拭きをしてくれる妻には感謝しかない。

  

〈朝ごはん〉ご飯180g、厚焼き卵、鳥ささみ和え、味噌汁、海苔、牛乳
〈昼ごはん〉ご飯180g、カレー、メンチカツ、カリフラーとブロッコリーのサラダ、福神漬
〈夜ごはん〉ご飯180g、天ぷら、大根おろし、冬瓜と油揚げの煮物、春雨サラダ、ヤクルト

 

○7月21日(金) <入院4日目>

これまで、コロナ対策と、大部屋の空きがないという理由で、1泊15,000円の快適な個室に無料で入らせてもらっていたが、遂に大部屋に空きが出来たということで、急遽大部屋に移動が決まってしまった。

さよなら、快適な個室。

移動してきた大部屋については、テレビもあり、消灯後も使用できる手元の電気もある。

ただ、スペースが狭いため車椅子を置いておくことができず、トイレに行く際に毎回ナースコールを押して車椅子を持って来てもらわらないといけなく、少し不便なところはある。

4人部屋でその他3名の方がご老人のようで、夜間の吸引やオムツ交換の際に、耳が遠いお年寄りに聞こえるように看護師さんやヘルパーさんが大きな声で話すので、あまり眠ることができなかった。

やはり大部屋で過ごすには、この音問題を解決することは必要だと思いました。


 

私は持っていたワイヤレスのヘッドホンをして音楽やら動画やらを見ていましたが、やはりそれでも周囲の音は少し気になりました。


 

あと、会社に電話をかけたくても、なかなか大部屋では電話もしづらい。

そしてこの大部屋で何日も過ごすのはちょっとシンドイかなということで、個室の料金を調べたところ、1日あたり15,000円と、11,000円の個室がありました。

私が加入していた医療保険は1日あたり10,000円の入院保障が出る内容だったため、手術代や治療費、給食費とは別に、1日あたり1,000円の負担であれば、家計で賄えるかなということで、11,000円の個室を希望してみました。

ですが、15,000円の方はすぐにでも空きがあるが、11,000円は人気で今は空きがないということで空きが出るのを待つことに。

  

〈朝ごはん〉ご飯180g、厚揚げのみそ炒め、みそ汁、ゆずみそ、牛乳
〈昼ごはん〉ご飯180g、鰆、焼ネギ、ひじきと油揚げの煮物、サラダ、マヨネーズ
〈夜ごはん〉ご飯180g、和風ハンバーグ、フライドポテト、なすと玉ねぎの煮物、スナップエンドウ胡麻和え、黒糖まんじゅう

 

○7月22日(土) <入院5日目>

大部屋移動の翌日、なんとすぐに11,000円の個室が空いたということで、運よく移動できることに!

やっぱり個室は良い。

医療保険に入っていて本当に良かった。

たった1日だけでしたが、空調の効いた大部屋の中で、カーテンにぐるっと囲まれたスペースで1日中過ごすというのは、天候も、時間の感覚も、世の中の動きも全く分からないため、とても息がつまるなと感じており、窓があり、外の景色が眺められるというのは幸せなことだと実感。

午後に看護師さんが包帯の巻き直しににきてくれた。

ひざ下の赤みは随分と引いてきて、指先はもう普通の太さになった気がする。

生理食塩水で洗浄して、軟膏を塗ってくれたのですが、この足の下に敷いている吸水シート、これの吸水力はほんとにすごいですね。

これ1枚で500mlの水を吸い込んでしまいました。

そして、丁寧にかつ一生懸命作業をしてくれた看護師さんには感謝しかありませんでした。

 

個室に移動し、病室内は常に冷房が効いていて、毎食後にアイスではなくホットコーヒーが飲みたくなってきたのですが、これまたコロナ対策ということで、フリーで飲めるお湯は撤去されてしまったとのこと。

そのため、温かい飲み物を飲みたい場合は、コップに水を入れ、それを車椅子に乗って共有スペースまで持っていき、そこに設置されている電子レンジで温めて持ち帰ってこないといけなく、毎回それをするのがなかなか大変なので、妻が電気ケトルを買ってきてくれた。コンセントはあるので、これでいつでもホットコーヒーが飲めるようになりました。ありがたい。


 


 

  

〈朝ごはん〉ご飯180g、つみれのあんかけ、ツナえんどう、みそ汁、ゆずみそ、牛乳
〈昼ごはん〉ご飯180g、鶏肉のてり煮、いんげん胡麻和え、じゃがいものバター焼き、もやしのナムル、杏仁豆腐
〈夜ごはん〉ご飯180g、鰆の照り焼き、焼きナス和え、大根と油揚げの煮物、春雨サラダ

 

○7月26日(水) <入院9日目>

午後に先生がみえて、二日後の手術ができる状態かどうかの最終チェック。

随分と腫れもひき、水疱もなくなり、傷口がじゅくじゅくしている感じもなさそうなので、二日後の手術はできるという判断に。

  

〈朝ごはん〉ご飯180g、大根と鶏ミンチの中華煮、みそ汁、海苔の佃煮、牛乳
〈昼ごはん〉ご飯180g、サバの味噌煮、生麩と玉ねぎの炒め煮、きゅうりと人参の中華風酢の物、黒糖まんじゅう
〈夜ごはん〉ご飯180g、鶏肉の胡麻風味揚げ、もやしのお浸し、煎り豆腐、チンゲン菜のおろし和え、スイカ

 

○7月27日(木) <入院10日目>

いよいよ明日が手術。

それほど緊張しているという自覚はない。

手術前の注意事項の説明があった。

明日の13時から手術ということで、水分はその4時間前(午前10時)、食事は6時間前(午前7時)までに摂取し、それ以降は手術(13時~17時までの予定)が終わった4時間後(午後9時)まではいっさい口にできない。

なので、お腹は空くだろうし、喉も乾くと思われる。

いつも朝食が配られるのは午前7時過ぎ、お昼ご飯は当然食べられず、晩ごはんは配られる時間はまだ食事が禁止されている時間なので、手術日当日の病院食は止めてもらい、朝食用のパンと、解禁されてすぐに食事ができるよう、妻がおにぎりを2個用意してくれた。

いよいよ明日、手術当日なので今晩はしっかり寝よう。

  

〈朝ごはん〉ご飯180g、厚揚げのおかか醤油炒め、スナップエンドウ、みそ汁、ふりかけ、牛乳
〈昼ごはん〉ご飯180g、ハッシュドポーク、メンチカツ、サラダ、マヨネーズ、ももゼリー
〈夜ごはん〉ご飯180g、鯵のレモン焼き、カリフラワー、五目煮豆、人参サラダ、ヤクルトカロリーハーフ