夫婦登山のブログ

アラフィフ登山初心者夫婦の山遊びの記録です

退院後のリハビリ生活<下山中に足首骨折>

怪我部分の画像を掲載している記事になります

8/5 術後8日目

まだ入浴はできませんが、シャワーは許可されたので、退院後は自宅でシャワーをすることができました。

入院中のタオルで体を拭くだけとは違い、シャワーの気持ち良さは格別です。

シャワー後は血流を良くするために毎日妻がマッサージをしてくれました。

感謝です。

退院時に処置をしてもらったガーゼや固定具は外れず、次の診察まではそのままの状態。

ただ、包帯のズレや圧迫防止のために、自宅でも1日2回、包帯を巻き直すことを勧められ、これも毎日妻がやってくれました。

感謝です。

 

8/10 診察 術後13日目

診察後、ギプスを外しても良いということになりました。

術後1ヶ月ぐらいはギプスをつけた状態なのだと思っていましたが、13日目でギプスが外れることになりました。これで足首が動かせるようになります。

その後、抜糸もして頂き、診て頂いた感じでは内果は良さそうだが、外果の皮膚が少し壊死しているように見られるため、皮膚の再生を促すプロスタンディン軟膏を塗って様子を見ていくことになりました。

そしてここから並行してリハビリもしていくことに。

まずは1人でもできる簡単な運動として、硬くなってしまっている足の指先を持ち上げる運動をするように指導がありました。

 

8/12 術後15日目

傷口からバイ菌に感染して骨の再生に影響しないよう、自宅でも病院と同じような処置ができる環境を妻が整えてくれました。

洗浄用の精製水や、滅菌済のガーゼ、防水フィルムなど。

ダイソーで購入した絆創膏や薄いフィルム

 

↑病院で購入した絆創膏(ダイソーのより5倍くらい高い)

 

診察に行ったついでに病院の売店で買ったり、近所のダイソーやセリアでも多くの医療用品を揃えることができ、特に100均の品揃えには驚きました。

 

8/14 リハビリ 術後17日目

まだ完全免荷(かんぜんめんか・一切の荷重をかけてはいけない状態)のため、リハビリの先生がマッサージをしてくれて終了。
とにかく元から関節が固いので、家でもよくマッサージをするようにと指導をされました。
特にアキレス腱が固まってしまっていて、足首が上に曲がらないような状態のためアキレス腱をしっかりとマッサージしてほぐしていく。

 

8/15 術後18日目

お盆休みは今日までで、明日から仕事が始まる。

繁忙期なのに1ヶ月も休んでしまい、会社の同僚達には多大な迷惑をかけたということで、どうしても皆に謝罪して回りたかったので、コストを抑えつつ、お礼の気持ちを個人個人に伝えらるよう、シャトレーゼで焼き菓子を大量に買い込み、妻と二人で100均の包装資材やリボンをつける内職をしてお礼の品を作った。
妻のセンスも良く、かなり見栄えの良いものが出来ました。

それでも総額3万円くらいかかりました。

それとは別に家族へのお礼とか、入院費の支払いとか、色々出費があるので備えの大切さを実感…。

 

8/16 職場復帰 術後19日目

お盆休みが明け、骨折後初めて出勤の日。
普段は自宅から最寄りの駅まで自転車で行き、そこから電車に乗り、駅から徒歩15分ほど歩いて通勤していました。
ですが、まだ傷口が完全に塞がっておらず、そこからバイ菌が入って感染することを避けたいということと、この道のりを松葉杖で通うのは難しいということで、当面は妻が往復3時間の道のりを1日2往復して送り迎えをしてくれることに。
あまり運転が得意ではない妻なので、なるべくなら車に乗る頻度は減らしたいところなのですが、ここはお願いするしかない。


久しぶりに出勤した会社では、1ヶ月もの間、多くの同僚達が協力して私の穴を埋めてくれていました。本当に感謝です。
1人づつに、シャトレーゼのお菓子と感謝の言葉を添えて挨拶し、無事に職場復帰ができました。

 

8/17 診察 術後20日

入浴の許可はまだ出ず。

外果の黒い部分(死んだ細胞)が広がっていくとあまり良くないのですが、見る限りはかさぶたのような感じで剥がれてきそうなので大丈夫でしょうとの診断がありました。
術後1ヶ月は完全免荷の状態だったのですが、来週から少しずつ荷重をかけて歩く練習をしていくとのこと。

仕事に行き出し、松葉杖である程度の距離を歩くようになり、一番苦労したことがこれ。

人間の知能を超えるAIも登場しようとしているこの時代なのに、この松葉杖の持ち手だけは何故に何も変わらないのか。

ここに手を置いて体重を支えていると、手掌が痛くなって杖をつくのがとても辛い。

足が悪いのに、その上、手まで痛めてしまったらどうにもならない。

と言うことで、試行錯誤してなるべく手に負担がないように工夫をしていきました。

バージョン1はこちら。

100円均一で売っているクッションを分解して、中のウレタンを巻き付けたバージョン。

最初は良かったのですが、1日も使っていると荷重によりウレタンがペラペラになってしまい意味がなくなりました。

バージョン2が左側。

不要なタオルを巻き付けてみました。

クッション性はまずまずですが、雨などに濡れると乾かずにずっとそのまま。

そしてバージョン3が右側。

使い古しのヨガマットを切って巻き付けたバージョン。

クッション性、反発性、耐水性に優れ、結果的にこれで最後まで生活しました。

街中を歩く松葉杖をついている人のほとんどが、この部分にタオルを巻き付けていたりするのを見かけるので、松葉杖メーカーさん、ここなんとかしてください!

 

8/18 術後21日目

傷口に貼ったガーゼにはまだ少し血が滲んでいる状況。

皮膚の再生を促す薬の効果か、どんどん皮膚が出来てきている感じはあります。

8/20 術後23日目

仕事に行くようになり、帰宅後は足が浮腫んでパンパンに腫れてしまうため、少しでも循環を良くするためにゆるめのネット式包帯を買ってみたり、松葉杖を使うと両手に何も持てなくなるので、家の中では立ち膝でも動けるようにするニーパッドや、足首を締めない介護用のゆるめの靴下を買ってみたり。

これら全てダイソーで揃うというのが素晴らしい。
ダイソーにないものはないんじゃないかな?

 

8/22 術後25日目

お盆明けから仕事に復帰したものの、まだ職場までは妻が車を運転をして往復してくれていました。

 

休日の旅行などで数百キロ走行するのも私は苦ではないですが、そんな私でも1日に同じ道を2往復するのは嫌だし、疲れると思うのに。

 

ということで、なるべく妻の負担も減らしたいので、最寄りの駅までの送り迎えだけしてもらい、そこから職場までは電車とバスを乗り継いで行くことにしました。

そして、松葉杖で街中を歩いてみると、いろんなことに気づきました。

普段意識すらしたことがなかった、ちょっとした階段に設置されているエレベーターのありがたさ、電車やバスの優先席のありがたさ、松葉杖を見て席を譲ってくれる人の優しさ、松葉杖で長い距離を歩くことの大変さ。

自分の足に不自由がなくなったら、改めて周囲の人に気遣いをしたいなと思いました。

 

8/24 診察 術後26日目

外果側の少し壊死している感じとされていた黒い皮膚が気になっていましたが、診察時に先生が触ったところ、かさぶたのようにペロリとめくれ、下から綺麗な肌が出てきたので安心しました。

レントゲン上も異常なしで安心しました。

 

8/30 リハビリ 術後32日目

先週のレントゲンも問題なく、医師から荷重OKの許可が出たため、リハビリで1/3荷重を掛けていくということになりました。

私の体重が約70kg、その1/3で約23kgぐらいの負荷が右足にかかるよう意識して、松葉杖を2本使用して歩いていく。
右足だけ体重計に乗り、20~23kgの負荷をかける感覚を覚える練習を何度かしてみましたが、比較的上手に負荷がかけられているとのことだったので、通勤時などもこれを意識して、リハビリをしていく。

 

9/7 リハビリ 術後40日目

1/3荷重で過ごしても痛みなど出なかったので、リハビリにて2/3荷重となる。
両足で立った状態は1/2荷重なので、それ以上に右足に負荷をかけていくことを意識。
松葉杖は左手側の1本になり、少し右足を踏み込むぐらいの感覚で2/3荷重をかけていく。

この荷重のかけ加減が難しく、逆に負荷をかけ過ぎると全荷重になってしまう。

それでも来週から全荷重になる予定と言われ、こんな早いペースで松葉杖を取っていくのかとやや不安にもなりました。

ただ、今まで松葉杖で両手がふさがっていたところ、片松葉になったことにより、片手が空き、傘がさせるようになったことがとても大きく、仕事の上でもほぼ他の人に迷惑をかけることがなくなりました。

これと同時に、台に手を着いた状態でつま先立ちをする運動を勧められ、筋力強化もしていく。

 

9/12 リハビリ 術後45日目

全荷重となり、とうとう松葉杖が要らなくなりました。

リハビリの場では杖なし歩行で、2本足で歩くことはできました。
筋力が落ちているものの、足首やふくらはぎの筋肉で体を支えることはできているとのことで少し安心しました。
ただ、通勤時には長距離を歩く不安があったので、片松葉で歩き、オフィス内では松葉杖を使わずに歩いてみて、特に問題はなさそうなのでこれを継続していく。

つま先立ちのストレッチを1日100回を目標に行う。

こうして見ると、右足のヒラメ筋のふくらみが寂しく、やはりしばらく使っていなかったら筋肉は落ちてしまうんだなと実感しました。

それと合わせてアキレス腱伸ばしを30秒x2セット。
右足だけでなく、左足もやり、その際には右足に重心をかけて行う。

この通り、可動域の左右差に大きな違いがあり、右足は冗談でやっているのか?ぐらい曲がっていない。

1か月で随分硬くなってしまった足首。

これをストレッチをして少しづつ可動域を広げていく。

 

9/16 久しぶりの車の運転 術後49日目

全荷重となった際に、「車の運転は様子を見ながら」と言われたので、瞬時にペダルを踏みかえ、急ブレーキをグッと踏み込めるかを確認し、運転をし始めることにしました。

この2か月間、どこに行くにも常に妻が運転をしてくれ、出かけた先では大好きなお酒も我慢してくれていたので、久しぶりに私の運転で寿司屋へ。

外食したら必ずお酒が飲みたくなる妻、だけど帰りも運転をしないといけないということを考え、この2か月間外食自体をしていませんでした。

「助手席に乗れたことが嬉しい」と言った妻の言葉に込み上げるものがありました。

久しぶりの外食で、お酒も楽しめた妻、今まで支えてくれてありがとう。

これからはまた好きなだけ呑んでください。

 

9/28 久しぶりの自転車 術後61日目

松葉杖なしで、2本足で歩けるようになったので、駅まで妻に送り迎えしてもらっていたところを自転車に乗って自ら行くことにしました。

医師、リハビリの先生ともに、「自転車は運動にもなるし、足の可動域を広げることにもつながるので、乗ることは良いです!でも気を付けてくださいね」と言われました。

実際に乗ってみて、登り坂も問題なく漕ぐことができたので、あまりスピードを出しすぎないように安全運転で自転車通勤を再開しました。

 

10/7 久しぶりのハイキング 術後70日目

ゆっくりと歩けるようになったので、リハビリを兼ねて白駒池を一周するハイキングへ。

その時の動画はこちら。

youtu.be

 

10/20 リハビリ 術後83日目

リハビリの先生の指導の下、タオルギャザーや

片足でのつま先立ちなど、

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段階的にいろいろな運動を組み込んでいき、順調に可動域も広がり、日常生活では困ることはなくなりました。

10/21 診察 術後84日目

久しぶりの診察。

特に骨折部分に痛みもなく、レントゲンの結果もズレもなく良好とのこと。

折れていたところも少しずつ骨が出来てきているとのことで、安心しました。

ただ、まだ足の腫れは続いており、関節が曲がらないので歩く時も引きずって歩き、早歩きはできません。歩く際の足の甲の痛みもあります。

これは先生から「日にち薬」と言われています。

今後は継続的にストレッチや運動をして可動域を増やして行き、目安は12月頃(術後5~6か月程度)に軽く走れるぐらいにまでなれればということでした。